[紹介] 過去から未来へと 自らの「いま」に向き合う第二詩集
夢みたものは
瞳のなかのほおえみ 手にふれる やわらかな髪の感触 きらめくひかりの 午後 共に眠りにおちてゆくときにきこえる 葉擦れのおと 夢みたものは 瞳のなかの空のいろ ひかりのなかで 風のわたってゆく野辺にたつひとの さしのべられた 両手
流れる水のように やわらかな こころ
与えあう ふたつの こころ