魂は死なない、という考え方 読書案内45+1』
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著者 山本小月(やまもと さつき)
カバー写真 野口賢一郎
装丁 土田省三
発行 2005年9月26日
定価  
本体1800円+税
ISBN 4-434-06767-2  C0095 ¥1800E
判型 四六判 /214頁 上製糸かがり


【帯】
そして、生き方が変わる。
スピリチュアル・カウンセラー、江原啓之さんの霊能力の前に、思わず立ちつくした日、…。「この世に偶然はない」。霊視に導かれて始まった「旅」の途中で、次々と証明されるさまざまな真実。「魂は死なない」ということ、だから「今を生ききる」ということ。

【巻末対談】
谷川俊太郎×山本小月

【書評】
「粘り強い自己への探求心、読者の気持ちをそらさない大胆な主題への踏み込み、女性らしい繊細な文体、たくまざるユーモア、どの点をとっても第一級の文章であると思う」
(芹沢俊介氏書評から「読売ウイークリー/2005年12月4日号」)



目次

1 魂は死なない
2 生きている間に、知っておきたいこと 
3 江原啓之氏に会いに行く 
4 十月十三日という数字 
5 福島県との深い縁 
6 出羽三山からの静かなメッセージ 
7 テーマを持って生まれてくる 
8「江原啓之体験」後、変わったこと 
9「因習のない時代に生きたい」と願った私 
10 日本天台宗の祖「最澄」という人 
11 「即身仏」という存在 
12 お地蔵様と観音様に会いに行く 
13 次々と「気づいてゆく」こと 
14 会津から土佐に渡った大先祖たち 
15 子供は親を選んで生まれてきた 
16「守護霊」からのメッセージ 
17 家族を通して学ぶこと 
18 ご先祖様の愛 
19 ヒーラーという仕事 
20 転生が魂の成長につながる 
21 観音様の慈悲をいただく 
22 沖縄・久高島の「ノロ」に会う 
23「久高島ノロ」の末裔と会う 
24「ひめゆり部隊」の生まれ変わり 
25「見える人」だった、宮澤賢治 
26「修羅」のなみだ 
27 草木の「徳」とは 
28 魂は故郷に帰るにちがいない 
29 シャーマン松堂玖邇さんに会う 
30 オリンピックと「先祖祭」 
31 ご先祖さまは「弓矢の達人」 
32『十六夜日記』の作者は? 
33 阿仏尼さんの、旅 
34「阿仏尼」の子供たち 
35 麻賀多神社のご神木 
36「鹿島神宮」にお礼参りをする 
37『月山』の舞台、注連寺に行く 
38「雨ニモマケズ」は、法華経の世界そのもの 
39 春日大社の子鹿 
40 春日大社での不思議な出来事 
41 阿仏尼さんのお墓参りに行く 
42「日拝」を欠かさないこと 
43 インドネシアで霊能者と会う 
44 言葉そのものの力 
45 かくのごとく、生きる
後書きがわりの対談谷川俊太郎 × 山本小月




魂は死なない、という考え方(部分)  山本小月

「私の子ども、姉の子ども、妹の子どもの誕生日が、すべて十月十三日なんですが単なる偶然の一致でしょうか」

いいえ。

少しだけ沈黙があったあと、江原啓之さんはきっぱりとそう答えた。たぶん霊界とコンタクトをとっているのだと勝手に想像した私は、その間、下を向いて、できるだけ通信の邪魔をしない(つもり。実際には何が邪魔になっているかどうかは知らないまま)でいようと息を詰めて答えを待っていたのだった。

「偶然の一致ではありませんね。お坊さんが見えます。この方の様子から天台宗のお坊さんですね。ご先祖様でもあります。その方が即身仏になられています。その日が十月十三日なんです。即身仏になられたとき、子孫繁栄を願われたんですね。」(以下略)
(「4 十月十三日という数字」から抜粋)