詩の雑誌 midnightpress17

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2002年秋17号(2002年9月5日発売)
【主な内容 】
●詩作品 
入沢康夫 井坂洋子 佐々宝砂 北川浩二 藤井雅人 小林泰子 塚本敏雄 江森國友 ウィリアム・I・エリオット 
●連載詩 三上寛 
●小詩集 八木忠栄 
●四行連詩<声>の巻 李承淳 木島始
●連載対談13 インターネットという途上を生きる  
谷川俊太郎+正津勉 ゲスト/いとう 片野晃司
●対談 存在の寄る辺なさに立つ人間、そして・・・ 
瀬尾育生 稲川方人
●平居謙の「ごきげんPOEMに会いたい」
第11回 萩原麻理恵&三沢宏行の巻 
●素顔の金子光晴6 松本亮
●詩の教室 高校生クラス 清水哲男 一般クラス 川崎洋
●その他の執筆者  和合亮一  大澤恒保 井上輝夫 
  長谷邦夫 高取英ハルノ宵子 元山舞 萩原健次郎 
  松岡祥男  根石吉久

 
■表紙「Niki's Dream」・目次・本文イラスト/永畑風人■写真 野口賢一郎


                                   
 SF映画などによく出てくるシーンのひとつに、宇宙船が宇宙の闇を行くものがある。もはや、少年のように見ることはできないこの光景にいまなお喚起させるものがあるとすれば、それはなんだろう。■小誌が行くのは未知の宇宙ではない。この世界を行くのだ。では、この世界とは既知であるのか。■既知のものが既知でなくなり、未知のものが未知でなくなる。そういう思いにとらわれる夜がある。参照物がみつけられないまま、時だけがいたずらに過ぎていく夜がある。今夜もまた……か。■今号では対談を二本掲載した。いずれも現在をどのように捉えるかそれぞれの場所から問われたものである。瀬尾・稲川両氏の対談では、寄る辺ないいま、いかに深い思索を持続するかが問われ、いとう・片野両氏をゲストに迎えた谷川・正津両氏の対談では、進行するインターネットの世界といかにかかわるかが問われている。なお、瀬尾・稲川両氏には、次号から、詩を具体的に論じていただく予定である。ご期待ください。■前号の吉増剛造氏の長g詩のDTP入稿作業とくらべると、今回の入稿は作業的には順調であったけれども、小誌のこれからを見据えるとき、越えなければならない課題がいくつも立ち上がってくる。これは、雑誌を前進的に編集発行していこうとする限り、避けられない宿命だろう。大胆に、繊細に、誌面を動かしていきたい。■福間健二氏の「詩は生きている」、井坂洋子氏の・近代詩の通い路」は、筆者の都合で休載させていただいた。また、前号掲載の吉増剛造
      gazouillis、
氏の「囀り/ガズイゝ なきかたがたのこゝろの数を」の直筆原稿をデジタル・リマスタリングした復刻版を制作した。詳しくは111頁をごらんください。(お)




森の精霊                入沢康夫
     ──うくひすのかひこのなかのほとときす

ヒトク ヒトク ヒトク ヒトク
ヒトク ヒトク ヒトク ヒトク
ヒトク ヒトク ヒトク ヒトク
ヒトク ヒトク ヒトク ヒトク
ヒトク ひとく ひとく ひとく


ひとく ひとく ひとく ひとく
ひとく ひとく ひとく ひとく
ひとく ひとく ひとく ひとく
ひとく ひとく ひとく ひとく
ひとく ひとく ひと来 ひと来


ひと来 ひと来 ひと来 ひと来
ひと来 ひと来 ひと来 ひと来
ひと来 ひと来 ひと来 ひと来
ひと来 ひと来 ひと来 ひと来
ひと来 ひと来 ひと来 ひと来


秘匿 秘匿 秘匿 秘匿 秘匿
秘匿 秘匿 秘匿 秘匿 秘匿
秘匿 秘匿 秘匿 秘匿 秘匿
秘匿 秘匿 秘匿 秘匿 秘匿
秘匿 秘匿 秘匿 秘匿 秘匿


秘匿 秘匿 秘匿 秘匿 秘匿
秘匿 秘匿 秘匿 秘匿 秘匿
秘匿 秘匿 秘匿 秘匿 秘匿
秘匿 秘匿 秘匿 秘匿 秘匿
秘匿 秘匿 秘匿 秘匿 秘匿


ひと来 ひと来 ひと来 ひと来
人喰ふ 人喰ふ 人喰ふ 人喰ふ
秘匿 秘匿 秘匿 秘匿 秘匿
秘匿 秘匿 秘匿 秘匿 秘匿
秘匿 秘匿 秘匿 秘匿 秘匿


秘匿 秘匿 秘匿 秘匿 秘匿
秘匿 秘匿 秘匿 秘匿 秘匿
ひとく ひとく ヒトク ヒトク
ヒトク ヒトク ヒトク ヒトク
ヒトク ヒトク ………